アメリカで1970年代に広まったと言われる、「BLACK FRIDAY(ブラック・フライデー)」という言葉。アメリカでは感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日は正式の休暇日ではないが休暇になることが多く、ブラックフライデー当日は感謝祭プレゼントの売れ残り一掃セール日になった(Wikipediaによる)、とのこと。普通「BLACK」というと良い意味に使われない場合が多いですが、「BLACK FRIDAY」という言葉は日本にもすっかり定着した印象があります。そこで今回は、LINE公式アカウントで開催中(※2023年11月末時点)の「BLACK FRIDAY」広告クリエイティブをチェックしていきましょう。Amazon.co.jp(アマゾン)ブラックフライデーと聞くと、アマゾンのセールを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。アマゾンのLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)では、カードタイプメッセージとリッチメニューの両方にブラックフライデーの告知がされています。かードタイプメッセージは、ブラックフライデー会場TOP、ポイントアップキャンペーン、プライムスタンプラリーの他、セール会場のカテゴリー別ページにリンク設定されています。楽天市場アマゾンと並んで最もブラックフライデーで買物する人が多い楽天市場のLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)は、リッチメッセージとリッチメニューの両方に楽天のキャラクターがあしらわれており、かわいらしい雰囲気です。アマゾンと異なる点は、「LINE友だち限定クーポン」の存在です。またリッチメニューの「くじを引く」をタップすると、楽天ポイントクラブのアプリに遷移する設定となっています。直接商品カテゴリーページへ誘導するのではなく、ポイント還元をフックとしてセール会場に行ってもらおうという戦略のようです。ゾゾタウンこの時期、洋服を買うならゾゾタウン!という人も多いでしょう。ゾゾタウンのLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)では、リッチメッセージだけでブラックフライデーを告知。CMでもお馴染みの本田翼さんを大きくあしらい、「MAX95%OFF」はおとなしい印象です。JALJALのLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)はリッチメッセージのコピー表現がユニークです。「FRIDAY」を「FLY」にかけ、「FLYDAY」と表現しています。「初日の出 初富士フライト」「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンJAL貸切プレミアムナイト」「ワイキキ・ビーチ・リゾート3泊宿泊券」など、オファーも魅力的。BOTANIST植物由来の成分にこだわったヘアケア商品などを展開する、BOTANISTのLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)では、リッチメッセージとリッチメニューの両方で「最大約36%OFF」を訴求。Amazonのセールページへ誘導しています。やはりブラックフライデーのような絶対に見てほしいページへ誘導するには、リッチメッセージだけでなくリッチメニューにも告知をしておくことが、ユーザーの見逃しを防ぐために有効な手段です。ドクターシーラボ皮膚の専門家が作ったコスメでお馴染みのドクターシーラボのLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)では、リッチメッセージのみにブラックフライデーの告知を行っていました。ここまで見てきても分かる通り、ブラックフライデーの広告の色使いは「黒・金」が鉄板のようです。そこに赤がプラスされ、これ以上ないセール感が演出されています。洋服を中心に10ブランドを販売するベルーナのLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)では、「max 85% off」のブラックフライデーセールをリッチメッセージで訴求しています。やはり「黒・金」をベースに、ピンクや赤を差し色に使ったクリエイティブが印象的です。SHEIN圧倒的な低価格とデザイン性で人気のSHEINのLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)では、リッチメッセージで「最大90%OFF」を大きく訴求。全品送料・返品無料&定時配送保証の他、無料ギフトまでもらえるというお得感です。ちなみにリッチメニューは設定されていませんでした。パルクローゼット洋服から雑貨まで30以上のブランドを取り扱うパルクローゼットのLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)でも、リッチメニューは設定されておらず、カードタイプメッセージでブラックフライデーの告知がされていました。カードタイプメッセージには来年の福袋予約受付開始も配信されていて、すでに来年の買い物に思いを馳せてしまいそうです。iHerb海外の人気サプリやコスメなどを扱うiHerbのLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)ではモデルの貴島明日香さんを起用し、ブラックフライデーで購入したいアイテムの紹介をするYouTube動画の告知をしています。iHerbのアカウントではこの配信の前に通常のブラックフライデー告知も行っていますが、その配信後にモデルさんが良いと思う商品を紹介することで、ユーザーに合った商品選びの参考になっているのが他のアカウントと比較して良い点です。まとめ今回は、BLACK FRIDAY(ブラック・フライデー)を告知したリッチメッセージ/リッチメニューのクリエイティブを紹介しました。ブラックフライデーの次の月曜日から始まる「サイバーマンデー」というセールもありますが、こちらはLINE公式アカウントではあまり見かけませんでした。やはり認知度の点ではブラックフライデーが上のようです。今後もこうした配信メッセージやリッチメニューのクリエイティブを紹介する記事を不定期に載せていきますので、皆さんのLINE公式アカウント運用の参考になれば幸いです。LINE公式アカウントの運用ツールである「TSUNAGARU」を使うと、より自由なカスタムレイアウトのメッセージ配信や、セグメントに合わせたコンテンツ配信、メッセージやリッチメニューのクリック計測が可能です。こちらから資料もダウンロードできますので、気になった方はぜひご覧ください。リッチメニュー、カードタイプメッセージ、リッチメッセージについては、下記の記事もぜひ参考にどうぞ!リッチメニュー自治体のリッチメニュー比較【東京23区編】複数タブのある自治体のリッチメニュー7選【東京23区編】「人気化粧品メーカーのLINE公式アカウント、リッチメニュー8選」「お菓子を販売する企業のLINE公式アカウント、リッチメニュー6選」「デザイン初心者でもOK!リッチメニューのデザインを始めよう」タブ切替や出し分けなど、こだわりのリッチメニューを設定するには?業界別!友だち数の多いLINE公式アカウントのリッチメニュー紹介リッチメニュー活用のメリットと設定のポイントとは?LINE公式アカウントのリッチメニューを出し分けを実現する2つの方法カードタイプメッセージあいさつメッセージで使用されている、カードタイプメッセージ6選【アパレル編】リッチメッセージホリデイシーズンの華やかなメッセージ配信9選クーポンやポイントがもらえる、お得なリッチメッセージのデザイン8選思わず見たくなるリッチメッセージ、デザインのポイント4点LINE公式アカウントのメッセージ配信で送れるコンテンツの種類は?