以前の記事「LINE公式アカウントでリッチメニューを出し分ける方法とは?」「LINE公式アカウントのリッチメニューを出し分けを実現する2つの方法」で、リッチメニューの出し分けについて解説しました。しかし以前の記事を読んだだけでは、この設定にどのくらいの手間がかかるのか、なかなかイメージが湧かないかもしれません。そこで今回の記事では、リッチメニューの出し分けを実現する「TSUNAGARU」での設定方法について解説します。店舗毎のリッチメニュー出し分けをしようと検討している皆さんの参考にしていただければと思います。【課題】店舗毎にリッチメニューを切り替えたい上記のようなリッチメニューがあるとします。複数店舗を抱える企業にとって、各店舗のリッチメニューはすべて同じではなく、店舗毎に要素やリンク先を変えたいニーズがあります。上記の例で言えば、チラシは各店舗で違うことが多いので、画像やリンク先を変更したいということです。それを実現できる「TSUNAGARU」での設定手順について、具体的に説明していきます。1.まずはアンケートを作成まずTSUNAGARUのアンケート新規作成画面で、設問と回答の選択肢を設定します。今回の場合、設問には「よく利用する店舗を選択してください」を、回答には「各店舗名」を入力します。右側のプレビューで「更新」ボタンを押すと、アンケート画面のプレビューが表示されます。このアンケートをデフォルト(初期表示)のリッチメニューにリンク設定することで、ユーザー(友だち)が利用する店舗のリッチメニューへ切り替えるリクエストができるようになります。2.各店舗のリストを作成TSUNAGARUにはリストの作成方法が3種類ありますが、今回は「フィルタ条件で抽出」を選択し、抽出条件を「アンケート」を選択します。そうすると、「アンケート選択」時に先ほど作成したアンケート名が表示されるので、その右側を「回答済」にし、「与野店」と選択します。この作業を店舗分繰り返し、今回の例であれば5店舗分のリストを作成します。3.基本リッチメニューを設定まずはTSUNAGARUのリッチメニュー新規作成画面で、友だちが各店舗を選ぶ前の「基本リッチメニュー」を作成します。LINE公式アカウントの管理画面では、大が6点、小が4点のテンプレートから選ぶ必要がありますが、TSUNAGARUでは上記画像の「新規レイアウト作成」から自由にレイアウトを作成することができます。リッチメニューの左側「よくご利用される店舗を選んでください」のエリアに、最初に作成したアンケートのURLをコピーして貼り付けます。基本リッチメニューの設定はこれで完了です。4.店舗毎のリッチメニューを設定続いて各店舗毎のリッチメニューを(今回の場合5店舗分)作成しますが、画像が全てで同じでリンク先(今回の例であればチラシ)だけ変えるという方法もあると思います。その場合は画像作成の手間が省けるので、かなり作業工数が減ります。もちろん余力がある場合は、店舗ごとに訴求内容に合った画像を作成しましょう。5.リッチメニュー公開設定最後にすべてのリッチメニュー(基本+各店舗)の公開設定を行います。タイトル、公開期間、表示方法などを設定します。各店舗それぞれに優先順位と先ほど作成した店舗毎のリストを紐づければ、完了です。まとめ今回は、「TSUNAGARU」でのリッチメニュー出し分け設定方法について解説しました。店舗数が多い場合は多少手間がかかりますが、リストやコンテンツの登録は数名で分担すればより効率的に進められます。興味を持った皆さんは、ぜひ実際にTSUNAGARUでリッチメニュー出し分けをやってみてください(※本機能はスタータープラン以上でご利用可能です)。リッチメニューの改善だけでなく、LINE公式アカウントの運用でより高い配信効果を実現したいと考えている皆さんには、ぜひ「TSUNAGARU」の導入をお薦めします。こちらから使い方の役に立つ資料をダウンロードできます。リッチメニューについては、下記の関連記事もぜひ参考にご覧ください。「リッチメニューの分析結果に基づいた、セグメント配信をするには?」「自治体のリッチメニュー比較【東京23区編】」「複数タブのある自治体のリッチメニュー7選【東京23区編】」「人気化粧品メーカーのLINE公式アカウント、リッチメニュー8選」「お菓子を販売する企業のLINE公式アカウント、リッチメニュー6選」「デザイン初心者でもOK!リッチメニューのデザインを始めよう」「タブ切替や出し分けなど、こだわりのリッチメニューを設定するには?」「業界別!友だち数の多いLINE公式アカウントのリッチメニュー紹介」「リッチメニュー活用のメリットと設定のポイントとは?」