リッチメニューのメリットと設定ポイントについてはこちらの記事で紹介しましたが、本記事では友だち数の多い企業LINE公式アカウントのリッチメニューを業界別に見ていきましょう(※本記事は2023年9月28日時点のものです)。LINE経由での売上のかなりの割合がリッチメニューから生まれる場合もあるため、他社のリッチメニューを時々チェックすることで、新しい気づきが生まれるかもしれません。【食品】アサヒ飲料アサヒ飲料のLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)では、2つのタブでどちらもキャンペーンを中心に訴求しています。アンケート回答でLINEポイントがもらえる他、YouTubeやnoteへの導線も用意されています。キリンキリンのLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)も2つのタブ切替ができるようになっていて、お知らせタブではアンケートに回答するとオリジナル壁紙をもらえます。もう一つのタブでは、ドリンク購入時にLINEをかざすとポイントがもらえる自動販売機Tappinessの説明があります。15ポイントが貯まると1本無料になるドリンクチケットがもらえるとのことで、LINE公式アカウントでこそ告知したい素敵な告知です。【小売/EC】ニトリ店舗とECの両方を展開するニトリLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)では、今週のチラシや人気ランキング、会員証への導線を設置。複数タブは使用していません。AmazonAmazonのLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)ではちょうどPrime感謝祭のエリアが大きく目立つよう配置されていました。ポイントアップキャンペーンはLINEのポイントではなく、Prime感謝祭に関連したAmazonポイントの告知でした。【化粧品】オルビス化粧品に加えて健康食品やサプリの通販も行っているファンケルのLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)も、「初めての方」「すでにご利用いただいている方」でタブ切替できるようになっています。オルビスと異なる点としては、ID連携するとクーポンをプレゼントする施策を行っていることです。ID連携は、自社サイトの顧客情報とLINEの友達を紐づけることです。ID連携に興味のある方は、ぜひこちらも記事もご一読ください。ロクシタン南フランス発の化粧品メーカー、ロクシタンのLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)では、「会員証・NEWS」と「おすすめコンテンツ」のタブ切替が可能になっているものの、メニュー構成についてはオルビスやファンケルと大きく異なるわけではありません。メンバーズカードがあるのが大きな違いですが、これはスマホで購入する場合に利便性が高そうです。【通信】NTTドコモ大手携帯キャリアのNTTドコモのLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)は、タブ切替なしで6つのエリアを均等に分割したシンプルな構成。最も使われそうなボタンは、左上のドコモショップ検索/来店予約か、右下のMy docomoでしょうか。よく使う導線は、メニューの角にあると分かりやすいですね。Y!mobile(ワイモバイル)ソフトバンクが提供する格安SIM・スマホ販売の「Y!mobile」のLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)もタブ切替はなく、ドコモ同様6分割のレイアウトになっています。最大1万円相当のPayPayポイントが当たるキャンペーンが目を引きます。【航空】ANAANAのLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)では、リッチメッセージと連動した羽生結弦選手のLINE公式アカウント限定キャンペーンが非常に目を引きます。キャンペーン等の重要な告知をする場合、リッチメニューだけ、メッセージだけではなく、両方に同じ導線を設置することで、CTRを向上させることができます。JALJALのLINE公式アカウント(友だち登録はこちら)は、ANAと比べるとタブ切替やキャンペーン告知もなく、シンプルな見え方になっています。LINEスタンプはアンケートに答えるともらえたりするとより嬉しかったように思います。アンケートミッションスタンプについてはこちらの記事で紹介していますので、興味のある方はご覧ください。まとめ以上、今回は合計5業種/11企業のLINE公式アカウントリッチメニューをご紹介しました。こうしていろいろ比較していくと、業界ごとにリッチメニューの見せ方の王道パターンが徐々に見えてきそうですね。今後もまた、今回とは別業界・別の企業のLINE公式アカウントを紹介する記事を更新する予定ですのでお楽しみに。最後にタブ切替できるリッチメニューの運用に興味がある皆さんには、株式会社デジタルシフトの「TSUNAGARU」を試していただきたいです。こちらから資料をダウンロードしてみてください。今後の皆様のLINE公式アカウント、リッチメニュー運用・改善を応援しています!