今回の記事では、リッチメッセージをデザインする上でどんな点を大事に考えてつくるべきなのかを解説します。以前リッチメッセージの記事「デザイン初心者でもOK!リッチメニューのデザインを始めよう」でも取り上げたCanvaのテンプレートを題材に、メッセージの意図がしっかり伝わるデザインのコツを理解しましょう。【デザインのポイントその 1】数字を目立たせる今回デザインの参考にするのは、Canvaの「リッチメッセージのテンプレート」です。45,000点以上のテンプレートが利用できるのは有難いですね(そのうち無料テンプレートは14,000点以上。※2023年10月19日現在)。リッチメッセージのデザインの最初のポイントは、「数字(=メリット)を目立たせる」こと。お得感のあるメッセージには誰でも惹きつけられますが、そのお得感を際立たせるのが「10%OFF」や「ポイント5倍」といった具体的な数字です。単に「セール開催中」と記載するよりも、「最大30%OFF!」といったお得感を訴求できるかがポイントです。また、割引率の提示ではなく、割引適用前と適用後の金額を明記するのも非常に効果的です。【デザインのポイントその2】季節感やお祭り感を取り入れるハロウィンやクリスマス、バレンタインなど、重要なイベントが近いタイミングでは、季節感やイベントの雰囲気を表す色やモチーフを取り入れてみましょう。普段は手に取らない商品でも、ハロウィン特集コーナーに置いてあるとつい手に取ってしまう、ということもあります。世の中のイベントに合わせたキャンペーンやプロモーションはお祭り気分を盛り上げるので、見る側もつい楽しくなるものです。【デザインのポイントその3】文字は少なめに、読みやすくリッチメッセージは画像と文字を一緒に入れられるので、つい情報を盛り込みたくなりがちです。しかしメッセージをタップしてもらうためには、必要な要素だけに絞り込む(特に文章を簡潔に!)方が良い結果につながります。お得感を伝えたいのか、新商品の美味しそうな写真を見せたいのかなど、そもそものメッセージの目的を忘れないようにデザインしましょう。【デザインのポイントその4】問いかける(選択肢を用意)お客様の要望や悩みは一つではありません。一つだけの商品や解決策を提示するより、複数の選択肢から選んでもらう方が相手に興味を持ってもらえる場合があります。クーポンやセール告知に頼りすぎると、ブランドの世界観や商品メリットがだんだん希薄になってしまいます。顧客の気持ちに訴えかける問いかけを、いろんな角度から考えてみてはいかがでしょうか。【最後に】メッセージの配信時間や頻度にも配慮を最後はデザインの話ではなく、リッチメッセージを配信する時間について触れておきます。いくつかLINE公式アカウントの友だちになってみると分かるのですが、メッセージ開封率が高くなるのは、ユーザーが比較的時間に余裕がある時間帯です。お昼や夕食前後の時間帯は誰もが一息つくこともあり、開封率が高くなると言われています。また、メッセージ配信の頻度も重要です。セール期間中だからといって、毎日同じような内容のセール告知が送られてきたらどうでしょうか。人によっては鬱陶しくなり、ブロックしてしまうかもしれません。まずは週に1回程度を目安に配信してみることをお薦めします。リッチメニューはリッチメッセージ異なり、新たに設定して配信しても友だちには通知されないため、リッチメッセージで伝えきれない情報はリッチメニューに載せるのも一つの方法です。リッチメニューについては、「リッチメニュー活用のメリットと設定のポイントとは?」の記事もぜひご覧ください。まとめ今回は、リッチメッセージのデザインで重要なポイントを4点に絞って解説しました。もちろん、デザインで考えるべき要素は他にもありますが、自分でデザインする時も人に依頼する場合でも、今回の4つのポイントをチェック項目としてブラッシュアップすれば、「伝わるデザイン」になるはずです。LINE公式アカウントのメッセージ配信は、異なる属性を持つセグメントに対してそれぞれにマッチしたコンテンツを配信することで、より顧客満足度の高い配信効果を実現できます。LINE公式アカウントの運用ツールである「TSUNAGARU」を使うと、より自由なカスタムレイアウトのメッセージ配信や、セグメントに合わせたコンテンツ配信も可能です。こちらから資料もダウンロードできますので、気になった方はぜひご覧ください。